2章 監視のデザインパターン
デザインパターン1 組み合わせ可能な監視
専門化されたツールを複数使い、それらを疎に結合させて監視プラットフォームを作ること
組み合わせ可能な管理の利点として、一つのツールややり方に長期間に渡ってコミットする必要がないことがある
あるツールがやり方に合わなくなった場合、監視プラットフォーム全体を置き換えるのではなく、そのツールだけ置き換えれば良い
アーキテクチャが複雑になるが、そこから得られる利益のほうがコストを上回る
監視システムを構築する要素は以下の5つの要素
- データ収集
- データストレージ
- 可視化
- 分析とレポート
- アラート
デザインパターン2 ユーザー視点の監視
まず監視を追加すべきなのは、ユーザーがアプリケーションとやり取りするところ
ユーザーはアプリケーションの実装の詳細を気にせず、が気にするのは、アプリケショーンが動いているかどうか
その最も効果的な監視ができる方法の一つが、HTTPレスポンスコードを使うこと
その次に、リクエスト時間(レイテンシ)も有益
これらは何が問題かは教えてくれないが、何かが問題でユーザーに影響を与えていることがわかる
しかし、これらが計測すべき唯一の場所ではない、必要に応じて監視対象を広げる
デザインパターン3 作るのではなく買う
ツール依存のアンチパターンに対する答え
関しの仕組みが十分に成熟していないなら、監視を始めるところから、いきなり自社の監視プラットフォームの構築にジャンプすべきではない
ツールがニーズに合わなくなり、システムがツールを超えて成長したら、次に進むべき
デザインパターン4 継続的改善
監視をうまく運用していても、要求される仕様が変わったり、業界が進歩するに従って、2年あるいは3年で再構築し直すことになるかもしれない
数ヶ月あるいは数年に渡る継続した注意深き改善から、世界レベルの監視が生まれる