第17章 エンビジョニング(プロダクトプランニング)

プロダクトバックログを最初に作るときには、プロダクトについてのビジョンが必要になる
多くの組織では、その前段階としてプロダクトロードマップを作るのが有用だと考える
プロダクトロードマップとは、インクリメンタルなリリースで今後どのようなものをリリースしていく見込みなのかを定義するもの
プロダクトロードマップ以外にも、事前になにかの制作物を作るアクティビティをエンビジョニングあるいはプロダクトプランニングと呼ぶ

エンビジョニングの目的は、アイデアを詳しく説明し、出来上がるであろうプロダクトの本質をしめし、それを実際に作るための大まかなプランを用意すること
エンビジョニングが終わった時点で、そのアイデアをポートフォリオプランニングに組み込めるだけの十分な自信を得られなければならない
ポートフォリオプランニングでは次のレベルのより詳細な開発に進むのかを判断する

エンビジョニングは、誰か(あるいはどこかのチーム)が生み出したアイデアをきっかけに始める
このアイデアをその組織の戦略方針に一致しているかを調べ、さらなる調査と資金投入する勝ちがあるかを判断する
最初のエンビジョニングでは、これから作ることになるプロダクトに対する十分な理解を得て、最初の最低限のリリースがどんなものであるかを定義する

最初のエンビジョニングに参加しなければならないのは、POだけ
内部のステークホルダーを巻き込むことが多い
更に、各専門家も参加することがある
理想を言えば、スクラムマスターや開発チームも参加するのが望ましい

ここまでの感想や実際の現場との差異