第10章 スクラムマスター
スクラムマスターとは、スクラムの価値、原則、プラクティスがみんなに正しく理解され、受け入れられやすくする役割
開発チームとプロダクトオーナーのコーチのうように振る舞う
自分たちに適したパフォーマンスの高いスクラム手法を開発できるように、プロセスのリーダーとして支援する
スクラムマスターの責任
- コーチ
- チームがどのようなスクラムを使用しているのかを観察し、次のレベルのパフォーマンスに到達できるようにあらゆる手を尽くす
- 新人のプロダクトオーナーが責任を理解して、その役割を果たせるようにコーチする
- その後、グルーミングなどのアクティビティを支援する
- サーバントリーダー
- 最優先のニーズを満たせるようにスクラムチームに奉仕する
- プロセスの権威者
- スクラムの価値、原則、プラクティスを遵守させる権限が与えられている
- 独自の方法についても同様
- スクラムの価値、原則、プラクティスを遵守させる権限が与えられている
- 防御壁
- 問い合わせの窓口、マネジメンの対応係、議論の仲裁役となり、チームが勝ちを届けることに集中できるようにする
- インペディメントの除去
- チームの生産性を妨げるインペディメントを排除する責任がある(チームメンバーが排除できない場合)
- チェンジエージェント
- スクラムチームの外部に対して、スクラムの影響及び、利点を理解してもらう
スクラムマスターのスキル
- 博識
- スクラムの知識を豊富に持っておけなければならない
- 技術的な知識も理解する必要がある
- 質問力
- コーチングスキル、プロセス、技術、ビジネスの知識を組み合わせた重要な質問をする
- 考慮漏れを含めた質問を意図的にする
- 辛抱強い
- 答えを提示しないで、チームに時間を与えて、答えに到達してもらうようにする
- 協力的
- スクラムチームの他に、スクラムと関係ない人たちとも協力する
- 保護力
- インペディメントや異なる意見を持つ人達から保護しなければならない
- 透明性
- あらゆるコミュニケーションを透明にする
ここまでの感想や実際の現場との差異
- テクマで機能開発が開始してないという不安があったが、そのあたりと折衝をするのはスクラムマスターであっていたと思う