第7章 見積もりとベロシティ

ベロシティの計算
そのスプリントで完成したアイテムの見積もりサイズを合計する
未完成のアイテムはベロシティの計算に含めない

アイテム ポートフォリオバックログ プロダクトバックログ スプリントバックログのタスク
単位 Tシャツのサイズ ストーリーポイント/理想日 理想時間/作業時間
いつ見積もりするか ポートフォリオプランニング プロダクトバックログのグルーミング スプリントバックログ

ポートフォリオバックログ
正式にはスクラムに含まれていない
作成する必要がある全てのプロダクトの優先順位付けされている
要件が完全に出揃っていなく、詳細もわからないので、Tシャツのサイズをもとにしたざっくりとした見積もりをする

PBIの見積もり方

見積もるときに使う重要な考え方

見積もりの単位

プランニングポーカー

手順

  1. POがPBIを一つ選び、その内容をチームに読みかせる
  2. 開発チームのメンバーはその内容について議論し、不明瞭な点があればPOに聞く
  3. 開発メンバーはそれぞれ個別に、自分の見積もりを表すカードを選ぶ
  4. 全員の見積もりが確定したら一斉に公開する
  5. 選んだ数字が同じなら、合意が得られたことになり、PBIの見積もりとなる
  6. バラバラな場合、更に突っ込んだ議論を行い、暗黙の全体や見解の相違を探し出す
    • 最小と最大の見積もりをした人に、その見積もりの根拠を聞くことから始めることが多い
  7. 議論が終わったら、3.に戻って合意するまで繰り返す

ベロシティ

ベロシティの計算には、完了したものだけを含めて計算する
ベロシティがはチーム全体で常に検査と適応を続けていれば、ベロシティがどんどん伸びるとは限らない
ベロシティはある一定のところまで伸びるが、いずれ安定期に達する
ベロシティの大きさで生産性を判断してはいけない
もし、ベロシティの大きさで賞与などを決めてしまうと、PBIに対して大きく見積もることが増える
ベロシティはどれだけ正確に見積もりができていたのか、またチームないのでの改善がどの程度進んでいるのかのみに使う

ここまでの感想や実際の現場との差異