第3章 アジャイルの原則

スクラムでは、上記の2つの良いところを利用する。
スクラムでは、スプリントと呼ばれるタイムボックスのかされたイテレーションで適応を繰り返すことで、イテレーティブかつインクリメンタルという考えを実現する。

各スプリント内で、分析、設計、構築、統合、テストを全て一度に行う事が重要。
スプリント1で分析、スプリント2で設計といった具合はスクラムに、ウォーターフォールを重ねるようなもの。

スクラムの核心にあるのは、検査、適応、透明性である。
スクラムでは構築するものだけではなく、構築する方法についても、検査、適応を行う。
これをうまく行うために、透明性に頼る。
透明性とはプロダクトを作り出すために重要な情報は全てプロダクト構築に関わる人が入手できること。

スクラムでは、変化は常に生じると考える。
多くの成果物をジャストインタイムで作り出す。
したがって本来不要になるものは作られない、その結果、たとえ変更が発生しても修正や破棄が必要になるものは遥かにすくない。
そのようにして、変更するコストを平滑化している。

プロダクト開発では、作業者の手持ちよりも作業の手持ちのほうがコストが大きい

スクラムでは誰かの稼働率を100%にしておくよりも、作業の流れの中でボトルネックを見つけてそのボトルネックを削減することに注力する

ここまでの感想や実際の現場との差異