第5章 具現化させる
インプレッションデッキの後半5つの「どうやって」質問と課題から構成されることについてこの章で扱う
参考: 後半5つの内容
- 解決案を描く
- 夜も眠れなく問題はなんだろう
- 期間を見極める
- 何を諦めるかをはっきりさせる
- 何がどれだけ必要なのか
解決案を描く
解決案が目に見えるようになると、技術的な課題がわかりやすくなる
解決策が実現手段として適切かどうかを確認できる
進め方
チームで集まって今回のプロジェクトをどうな風に作るかを検討する
アーキテクチャの図を描いて、「もし〜だったらどうなる?」というシナリオをいくつも検討する
どれぐらい大掛かりで複雑なアーキテクチャになりそうかのおおよその検討をする
やるべき三つのこと
- どんな風にシステムを構築しようとするかを図で伝える
- どこにリスクがあるかを明確にする
- その解決策にみんなが同意していることを確認する
夜も眠れなく問題はなんだろう
夜も眠れなくなる理由は、プロジェクトのリスク
リスクを話し合うことは、プロジェクトを成功させるために、何が必要かをみんなが納得していくにあたって、とても大切なプロセス
期間を見極める
このプロジェクトにどれぐらいの期間が必要なのかを見極める
六ヶ月以内に終わることが望ましい
何を諦めるかをはっきりさせる
トレードオフスライダーを使い、スコープ・予算・時間・品質などの相対的な優先順位をつける 同じ優先順位が二つ以上ならないようにする
この他にプロジェクトの存続を左右しかねない捉えどころのないものをつける
例: コールセンターへの問い合わせ時間を20%削減する
何がどれだけ必要なのか
期間や費用を考える
どんなチームで、どんな計画で、どれぐらい費用がかかるかを見積もる
やるべきこと
- 最終判断を下すのは誰なのかを決める
- コストがどれぐらいかを見積もる
- インプレッションデッキの最後のスライドを仕上げる
- いつ完成するのか
- いくらかかるのか
感想
解決案を描くで、おおよその検討をするかは、スクラムにおけるグルーミングに似ている気がする
最終判断を下すのは、スクラムではPOの役割かな