第3章 みんなをバスに乗せる
スタートを切る前からダメになってしまうプロジェクトは実は多い
主な理由
- 答えるべき問いに答えられない
- 手強い質問をする勇気を持てない
プロジェクトを始めた時に、その成功について思い描く姿は人によって大きく変わる
プロジェクト開始時点で関係者の認識が揃っていないのは問題ではない
問題は関係者で話し合う前にプロジェクトを開始してしまうこと
チームメンバーが誰もいないところで合意したことを前提にしていること
そうならないようにする2つの工夫
- ゴールやビジョン、プロジェクトの状況や背景について話し合うこと
- ステークホルダーに情報を提供すること
これを実現するには、尋ねたり答えたりするのがためらわれるような手強い質問をするしかない
手強い質問はプロジェクトの最初にするのがよい
手強い質問例
- 予算
- チームやメンバーの経験
- 過去の実績
インセプションデッキ
インセプションデッキは10の手強い質問と課題から構成されいる
インセプションデッキはプロジェクトの核心まで煮詰めて抽出した共通理解を開発チームだけではなく、もっと広いプロジェクト関係者全員へ手軽に伝えるツール
作成に参加する人は、ステークホルダー、チームメンバー、開発チームなど、関わりがある人全員
作成の期間は数日から二週間
インプレッションデッキの課題一覧
- 我々はなぜここにいるのか
- エレベーターピッチを作る
- パッケージデザインを作る
- やらないことリストを作る
- ご近所さんを探せ
- 解決案を描く
- 夜も眠れなく問題はなんだろう
- 期間を見極める
- 何を諦めるかをはっきりさせる
- 何がどれだけ必要なのか
詳細は4,5章でやる
感想
確かに、一旦進めるとプロジェクト(チケット)のことしか質問できないのは実感ある
そもそもやる必要あるの?みたいのは最初にしていることが多い(グルーミングなどで)
やらないことリストは結構いいかもしれない、どこまでがスコープ範囲なのか悩まなくてもいい